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2009年12月11日 (金)

ヴァイオリン 2

 こんにちは。月曜ヴァイオリンの森口です。

 街中がクリスマス色になってきました全国のサンタさん、風邪などひかないように頑張ってほしいものです。

 さて今日は前回の続きでヴァイオリンの話です。

 前は弦の話をしたので、その弦を支えている駒を見てみましょうか。

Pap_0153

 この薄い不思議な形に切り抜かれた板、これが駒です。四本の弦を一人で持ち上げています

 よく誤解されますが、これは板には接着されていません。弦の張力に押さえられているだけなので、傾いていたり横から強く押したりすると倒れてしまいます。

 倒れるとどうなるかって…右に見える弦をひっかけている部分が、楽器の表板に叩きつけられて運が悪ければバリーンと。。

 この駒はすごく細かな仕事がされており、弦が当たる部分は単に左右対称の曲線ではなく、高い音を出す細いほうの弦(写真の向こう側)に行くにしたがって、ほんの少しだけ傾斜が大きくなっています。

 駒の高さが少しでも高すぎると、弦全体の高さが上がってしまって左手の指を押さえるのが大変になり、逆に低すぎると音質が変わってしまいます。それに駒の厚さによっても音色が変わり、一ミリ以下の調整がすごく大切になってきます。

 それからさっき板に接着されていないと書きましたが、駒が傾いていたり左右に移動してしまったりすると、足が板にきちんとつかなくなってしまい、弦の振動がうまく箱に伝わらなくなってしまいます。そうするとやはり良い音が出にくい、ということになります。

 弦の振動を表板に伝えるという大事な役割を持った部分で、ほんと、繊細な部分なのでヴァイオリンを持っている方は大事に扱ってくださいね

 それからその駒によって表板に伝わった音が、そのあとどうなるかというと。

Pap_0152

 見えるかな箱の中、駒の真下、丸くて細い棒みたいなものが立ってるの、分かりますか?これがコンチュウ、魂の柱と書きます。魂柱。

 これで裏の板に振動を伝えています。これがまた、接着されていません。駒によって上から押さえられている力とで突っ張っているだけなので、私はまだ経験ありませんが、倒れることもあるみたいです

 そして魂と書くだけあって、これも立てる場所で音色が全然違います。楽器によっても違いますし、場所が変われば棒の断面の形も変わります。

 ものすごく地味ですが、楽器の心臓みたいなところです。駒も魂柱も繊細で、高度な技術が必要なので、きちんとした職人さんに調整してもらいます。

 と、また長くなってしまいましたので、続きはまた今度気長にお付き合いください。

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